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滅菌法比較

地球に優しい滅菌法

放射線照射(ガンマ線・電子線)による滅菌は、温度上昇もなく、安全で確実に菌を死滅させることができる滅菌方法です。
ガンマ線は透過力に優れているため、梱包形態の制限も、線量のバラツキも少なく、金属や水入り製品粉末、フィルム原反など高密度製品も滅菌可能です。電子線は、処理スピードが速く高線量照射や改質処理に適しています。
高圧蒸気滅菌と比べて、温度上昇がなく(常温)最終梱包(密閉状態)で滅菌可能です。
また、エチレンオキシド滅菌(※1)と比べて、有害な残留物や副生成物などが一切残りません。
このように、放射線(ガンマ線や電子線)による滅菌ならではの多数のメリットがあります。

エチレンオキシドとは?

ガンマ線・電子線のメリット

ガンマ線・電子線のメリット

ガンマ線および電子線の特性

ガンマ線および電子線の特性

ガンマ線および電子線の使い分け実施例

<ガンマ線実施例>
医療機器(インプラント・注射針・キット品・手袋)、医薬・化粧品などの粉体・液体原料、実験動物用飼料、金属、ガラス、ゴム、ロール状製品、滅菌バッグ、BIB、袋、パウチ、スパウト、血清【冷凍照射】
<電子線実施例>
医薬品・化粧品の空容器、アルミキャップ、シリンジ、不織布(ガウン・脱脂綿・ガーゼ・マスク)製品、理化学・臨床検査器材

滅菌法の比較

  ガンマ線 電子線 エチレンオキシド 高圧蒸気
設備 大型 大型 小〜大型 小〜中型
透 過 力 大(梱包可) 小(梱包可) 密閉不可 密閉不可
材料選択 耐放射線性 耐放射線性 耐圧性 耐熱・耐水性
滅菌温度 常温 常温 40~60℃ 121℃
処理方法 連続式 連続式 バッチ式 バッチ式
処理時間 数時間 数十分 数時間 数時間
後 処 理 不要 不要 ガス抜き 乾燥
残 留 物 なし なし 残留ガス なし
滅菌確認 線量確認 線量確認 BI無菌試験 BI無菌試験

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