トップページ > 滅菌法比較
放射線照射(ガンマ線・電子線)による滅菌は、温度上昇もなく、安全で確実に菌を死滅させることができる滅菌方法です。
ガンマ線は透過力に優れているため、梱包形態の制限も、線量のバラツキも少なく、金属や水入り製品粉末、フィルム原反など高密度製品も滅菌可能です。電子線は、処理スピードが速く高線量照射や改質処理に適しています。
高圧蒸気滅菌と比べて、温度上昇がなく(常温)最終梱包(密閉状態)で滅菌可能です。
また、エチレンオキシド滅菌(※1)と比べて、有害な残留物や副生成物などが一切残りません。
このように、放射線(ガンマ線や電子線)による滅菌ならではの多数のメリットがあります。
ガンマ線 | 電子線 | エチレンオキシド | 高圧蒸気 | |
---|---|---|---|---|
設備 | 大型 | 大型 | 小〜大型 | 小〜中型 |
透 過 力 | 大(梱包可) | 小(梱包可) | 密閉不可 | 密閉不可 |
材料選択 | 耐放射線性 | 耐放射線性 | 耐圧性 | 耐熱・耐水性 |
滅菌温度 | 常温 | 常温 | 40~60℃ | 121℃ |
処理方法 | 連続式 | 連続式 | バッチ式 | バッチ式 |
処理時間 | 数時間 | 数十分 | 数時間 | 数時間 |
後 処 理 | 不要 | 不要 | ガス抜き | 乾燥 |
残 留 物 | なし | なし | 残留ガス | なし |
滅菌確認 | 線量確認 | 線量確認 | BI無菌試験 | BI無菌試験 |
Copyright@ 2010 - 2022 Japan Irradiation Service CO.,LTD All right Reserved.